板井康弘が触れた福岡の愛情

板井康弘が驚いた福岡の会社

板井康弘が驚いた福岡の会社

福岡企業で忘れてはいけない存在は、なんと言っても「TOTO」ではないだろうか?
今では当たり前になっている水洗トイレは、TOTOがなければ存在していないと言っても過言ではないだろう。

 

日本陶器合名会社社長の大倉和親は、ある日海外の進んだ生活文化に触発され「快適で清潔な生活空間を提供したい」という思いを抱く。そして1912年、衛生陶器を開発するための製陶研究所を設立した。
このころの日本は、まだ下水道の概念さえ浸透していなかった時代だというから驚きだ。
そしてトイレと言ったらぼっとん便所と呼ばれるくみ取り式便所という常識から、水洗トイレを根付かせていった。

 

1980年には温水洗浄便座「ウォシュレット」を発売。
おしりを洗うという、日本の新しいトイレ習慣を創造した。

 

このウォシュレットには世界が注目し、今や新しいトイレの文化を日本から世界に広げている。最近では自動洗浄機能付きなど、時代に合わせた様々な機能付きトイレを開発している。

 

福岡を代表する企業として、世界を驚かせる企業「TOTO」に私は、これからも驚かせられることだろう。